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5月28日の雨竜沼湿原
融雪状況

岡本洋典氏(雨竜町エコモニター・写真家)により5/28の雨竜沼湿原の融雪状況が報告されましたので掲載いたします。
リストマーク

今年の入山開始は6月14日(木)です。

第一吊橋
第一吊橋
白竜の滝
白竜の滝
第二吊橋
第二吊橋
旧水場付近
旧水場
湿原テラス
湿原テラス
湿原テラスよりペンケペタン川蛇行
湿原テラスより
湿原テラス周辺部ペンケペタン川
湿原テラス周辺
大沼周辺の木道
大沼付近
湿原西側木道合流部付近
西側木道合流部
湿原展望台
湿原展望台
湿原展望台より湿原全景
展望台より湿原全景
上の写真をクリックしてください。
(大きな画像が見られます)

●調査日 天候 快晴
●時間 7時30分〜15時
●人員 岡本洋典(エコモニター)、小林泰久(ゲートパーク管理人)

入山時期について(抜粋)

 多彩な階層の登山者が安全な登山を行う為には、以下の2ヶ所の融雪状況を見極める必要がある。
 (1) 第一吊橋上部の雪渓
 (2) 旧水場周辺のペンケペタン川左岸雪渓 
 これら雪渓について安全に通過できるまで消雪するのに要する時間は安全面を考慮すると20日間が必要と判断する。ただし今後の天候の推移や現地調査と合わせて考慮していきたい。

主な地域の状況について

ゲートパーク一帯の積雪状況

 ゲートパーク周辺では、南向きの斜面や平地では100%消雪しており、南暑寒荘の陰や北斜面の一部にわずかな残雪が見られる。日当たりの良い斜面では、既に多数の春植物が開花しており、南暑寒荘裏にはシラネアオイの群落が観察できる。

登山道の融雪状況について

 ゲートパークから第一吊橋までの間は、日陰になる歩道にはまだ30〜40cmの残雪が有り、ミヤマハンノキやダケカンバが道を塞いでいる箇所も見られる。カタクリやエゾノリュウキンカが開花しており、クジャクチョウの越冬個体も観察できる。
 第一吊橋上部の群馬沢一帯は、登山道が出ている箇所も有るが、例年通り急傾斜の雪渓が見られ慎重に通過する必要がある。白竜の滝テラス周辺にも厚い急傾斜の雪渓がある。
 第二吊橋から険竜坂にかけては、登山道が出ている所と雪に覆われている箇所が交互に顕われる。
 旧水場周辺は例年同様厚い雪渓が歩道を覆っているが、まだ全体が一固まりの状態で通過は問題ない。今後、2、3に分断されると通過は困難になる。
 登山道にはカタクリ、ショウジョウバカマ、エゾノリュウキンカ、エゾエンゴサク、エゾイチゲ、エンレイソウ、シラネアオイ、ミヤマスミレなどが開花している。野鳥ではエゾムシクイ、ミソサザイ、ウグイス、アオジ、カラ類などのさえずりが聞こえる。ゲートパークから第一吊橋の間で2匹のエゾシマリスを確認した。

雨竜沼湿原一帯の積雪状況について

 湿原テラスでは平均50cmほどの残雪が有り、湿原全体では90%ほどがまだ雪に覆われている。大沼は池塘縁や周囲の木道が既に消雪しており、ミズバショウやワタスゲの芽吹きが観察できる。ペンケペタン川本流と数本の支流は既に水面を見せており、川岸の雪壁の様子や蛇行部の残雪の様子は穏やかな景観を見せており、急激な融雪や増水による氾濫・溢流の痕跡は見られない。特に、毎年倒れている浮島橋右岸の標識はやや傾きながらも立ったままであり、穏やかな融雪経過を示している。
 湿原展望台は半分程姿を雪上に見せているが、斜面のダケカンバはまだ芽吹いていない。湿原西端の木道合流部から展望台までの歩道は100%残雪が覆っている。木道合流部の小さな池塘では早くもエゾノリュウキンカが開花し始めており、エゾサンショウウオの幼体が観察できた。
 野鳥では、ノゴマ、オオジシギ、ヒバリ、マガモ、カワラヒワ、トビ、ツツドリ、キジバト、ハシブトガラス、などを確認した。

まとめとして

 今回の積雪調査の結果と5月15日の調査結果を比較すると、2週間で湿原一帯の積雪深は1m30cmほど減少している。湿原内の消雪面積は10%〜15%であるが、5月末から6月第1週にかけて約50%の消雪を平年並とすると、今春の融雪経過はほぼ平年並みか僅かに早めと判断する事が出来る。

(報告/雨竜町エコモニター 岡本洋典)

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