平成18年雨竜町観光フォトコンテスト
審査員講評
1,はじめに
去る11月13日、道の駅田園の里うりゅう研修室に於いて「平成18年雨竜町観光フォトコンテスト」の審査会が行われました。審査は、雨竜町観光協会会長本家孝之氏、雨竜町観光協会副会長香川烈氏、同山口博氏、太刀川写真館長沢孝行氏、岡本洋典(日本写真家協会会員)の5名により厳正に行われました。 結果、応募総数74点の中から、最優秀賞以下3賞8作品が選出されました。以下に審査員講評を記します。2,講評
本年から本格的な観光フォトコンテストとして四切プリントによる応簿となった本コンテストですが、雨竜沼湿原を中心に多数の優れた作品が集まりました。他のコンテスト同様、デジタルカメラによる作品や町外からの応簿が多数見られ、今後の本コンテストの発展に期待が持てます。内容的には雨竜沼湿原の作品が多数を占めていますが、湿原以外の雨竜町の四季の見所を撮影した作品も見られました。最優秀賞には小林龍平氏の作品「新緑の谷」が選ばれました。白竜の滝を画面左に配し、次第に緑が深まるペンケペタン渓谷の初夏の様子を雄大且つ端正に表現しています。登山道沿いから滝を眺める新しいスポット紹介に繋がる作品です。
優秀賞の2点も秀作が揃いました。佐久間隆氏の作品「池塘の春」は、残雪が残る池塘を前景にした季節感溢れる湿原の作品です。残雪の下に見えるミズバショウの芽吹きが、早春の湿原に満ちる生命力を感じさせます。同じく優秀賞の紅露雅之氏の作品「夕照」は、夕焼けの色に染まる堤防沿いの雪景色を美しく切り撮っています。立ち並ぶ桜並木が作品に奥行感を持たせています。
佳作の5作品にも力作が揃いました。中でも、「夏休み、わたぼうし」と題した楠元達治氏の作品は、大胆な空の配置から湿原の伸びやかな夏のイメージが伝わって来ます。左端の子供達の配置にもう一工夫有ればより上位の入賞に繋がる作品です。秋野実氏の作品「雨竜沼眺望」は、南暑寒岳山頂から人物を添景に湿原を見おろす、高度感のある作品です。
3,おわりに
雨竜沼自然館の開設に伴い、本コンテストはより本格的・充実した観光フォトコンテストとして新たにスタートしました。償金の増額や入賞作品の展示等を通じ、写真を介した雨竜町ファンの交流に寄与する取組みです。来年以降も、雨竜沼湿原のみならず、四季折々の雨竜町の見所・行事・文化を、より多角的に表現していただきたいと期待しています。さらに、観光フォトコンテストとして、入賞作品を町の観光振興に繋がるよう積極的に利活用して行くよう期待したいと思います。最後に、本コンテスト主催者・雨竜町観光協会への感謝と共に、入賞者へのお祝いを添えて、審査員講評といたします。
平成18年12月3日
平成18年雨竜町観光フォトコンテスト審査委員
(社)日本写真家協会会員 岡本洋典